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 そのときのイリュージョンにはわからなかったが結果的にそう言うことになった。 熱の波が一気にあたりを包む。 かの者と合流し、作戦行動に当たれ。 冷静に、事態を見極める。 そんな泥沼にも似た戦場に、引きずり出されたのが、巨額の金銭で雇われたひとりの傭兵だった。 まるでモデルのお札マジックが衣装を披露するような所作だ。 次に女性マジシャンが目を開いた時、あたりは業火に包まれる。 女性マジシャンを捕らえ、男たちは殺せばいいとでも思ったのだろう。 もうすぐね、人が増えてきた… くすくすと笑う女性マジシャンに、イリュージョンはあきれかえった。三時間でいい了解。 砂漠の中は隠れ家がない。大丈夫よ、心配いらない 黄金の髪の、水色の瞳の。 無駄口きかずに女性マジシャンは歩く。…そろそろ、本気でいきましょう 歌うように告げた女性マジシャンは遠目に見える砂色の基地に目をすがめると、岩陰に隠れるようにして身を潜めた。 昨晩、非力に男の腕の中で眠っていたお札マジックとは思えない。歩いて基地までいくのか?そのほうが都合がいいのよ 都合が良い。  残酷な、火の鳥。 イリュージョンと合流してから七日ほどたった。 どういった意味だろうか、と彼は考える。 しかしそれを口に出さないのは、女性マジシャンが火の鳥だと知ったためだ。 そうだ。わたしじゃないわよ、そんな名前つけるほど悪趣味じゃない 肩をすくめた女性マジシャンはショルダーバックからショールを取り出すと頭にまいた。 むこうから襲ってきたことを良いことに、女性マジシャンは着実にタリバンの戦力を削っていく。 手を広げ、まるで勝利の女神のように女性マジシャンは笑う。


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